<アメリカの卒業式で子持ちギャル号泣→まるでドラマのような奇跡が…>これがアメリカの女子大生[#16]
前回ご紹介した子持ちバツイチのぶっ飛びママのカレンは、決まった彼氏を作ることはなく、息子のネイトと学業を何より優先していました。
成績もとても優秀なカレンが特に熱心に受講していたのが天文学のクラス。
あまり参加者のいない自由参加の夜の課外レッスンまで皆勤賞で、「本当に熱心だなぁ〜」と思って感心していました。
天文学担当のヘイスティングス教授は渋いおじさんですが、離婚後娘を引き取って育てているシングルファーザーで、その娘のアリスンはカレンの息子のネイトと同じ保育園に通っていて2人は仲良しだったのです。
卒業も控えたころ、ネイトが「ママが元気ない」と心配のご様子。
確かにパーティにもすっかり行かなくなったし元気ないな~と思っていたので、カレンとの恒例の授業中(こらこら)のメモ交換で聞いてみることに。
私「元気ないね?」
カレン「実はヘイスティングス教授のことが好きなんだ♡でももう卒業も近いし会えなくなる…」
まじか!そりゃイケイケのメンズ軍団が誘ってもなびかないはずだ…
私「デートに誘わないの?」
カレン「学生の私なんて相手にされないよ。だからせめて成績を褒めてもらえるように頑張る!」
なんて健気なカレン…。
日頃から「ママは恋するべきだ」というおませ発言をしていた息子のネイトにそれを伝えると、喜びつつ「アリスンのパパか…」とメモに書かれたハートマークをじっと見つめていました。
そんなこんなで迎えた卒業式。
式を終えて歓談していると、ヘイスティングス教授がバラの花束を抱えてカレンの元に来て、「僕のガールフレンドになってください」と言うじゃないですか!!?
あんぐり口を開けて固まっているカレンと、キャーキャー叫びまくる私たち外野の女子たち。
「どうして?」と涙目で聞くカレンに「好きな人からラブレターをもらったら、デートに誘うでしょう?」と教授が言うので、全員が「????」という顔に。
そこで教授がポケットから出したのは、なんとあの私とカレンの授業中の交換メモだったのです!
なんとネイトがアリスンに「これ、パパに渡して!」とカレンの熱い思いが書かれたメモを私のノートから破いて渡していたというから驚きです。
これは映画か!?
教授も実は一生懸命授業を受けてくれているカレンのことが気になっていたものの、生徒をデートを誘う訳にもいかず、密かに思っていたところに、あのメモが届けられたんだそう。
2人はその年には子連れ婚をして、今でも夜になるとみんなで星を眺める幸せファミリーです。
次回は、そんなカレンが私の人生を変えたキッカケをご紹介します!
今回の記事で気になる告白ですが、一緒に渡す人も多い【花束は英語で何て言う?】も記事でチェックしよう!