<アメリカでは気軽な行動が命取り!?→私が我慢出来なかったせいで親友が…>これがアメリカの女子大生[#66]
アメリカドラマに憧れて、留学を決めた私、こまひろまる。
アメリカのことはだいぶわかっていたつもりでしたが、やはり実際に生活すると日本と違うルールがたくさんありました。
今回は実際に身をもって体験したエピソードを少しだけご紹介します。
ある日、友達で女子大生ママのカレンとその息子のネイトとドライブしていた時のこと。
「ちょっと飲み物買ってくる」とコンビニ付きのガソリンスタンドに車を停めて、カレンがお店に入っていったのですが、思ったより時間がかかっているようでなかなか帰ってきません。
ネイトと車の中で待っていたのですが、私がお手洗いに行きたくなってしまったのです…。
そんな私の様子を見て「待ってるからトイレ行ってきなよ」と言ってくれたジェントルボーイのネイト。
「すぐ戻るからね」と走ってトイレに行ったのですが、トイレのドアが開きません。
そうなんです。地域やお店によってですが、外にあるトイレにはお店の人から鍵を借りる必要があるのです。
もう我慢もギリギリだったので、慌ててレジに行って鍵を借りてどうにか用を済ませた…のですが、外に出ると、車の前でカレンと店員さんが何やら揉めています。
泣きそうなカレンのもとへ駆けつけると、ネイトを1人車に残したことが大問題になり、店員さんにカレンが猛烈に怒られていたのです。
実はアメリカでは、ちょっとの間でも子供を一人で車や家に残すのは「Child abuse:幼児虐待」と見なされて、警察に通報されてしまうという事はその時に初めて知ったのですが、このままでは保護者のカレンが警察に連れていかれてしまいます…。
必死になってお店のおばちゃんに私が日本人の留学生でそのルールを知らなかったことや、トイレが我慢できなかったことなどをつたない英語で一生懸命説明し、なんとか事なきを得たのでした…。
無事にガソリンスタンドから出た車の中でカレンに謝ると、「知らなかったんだもん!仕方ないよ!」と笑顔で許してくれましたが、一歩間違えば大惨事…。
引きつった顔のままの私を見たネイトは「僕が、こまひろまるに行っていいよっていったんだもん!」と凹む私を励ましてくれ、優しい二人に救われたのでした。
次回は、アメリカ人のクリスマスツリーのセンスに度肝を抜かれたお話をご紹介します!
今回の記事で気になるガソリンスタンドですが、車に給油する【ガソリンスタンドは英語で通じない?】も記事でチェックしよう!