<フランスが危険な証拠!?→日本人が怯える当たり前の光景>フランスは今日も平常運転[#4]
フランス留学の為に降り立ったフランスの空港は、当然ですが日本語は一切通じず、聞こえるのはフランス語か英語。
これから始まる新生活に期待半分、不安半分の複雑な心持ちを味わっていました。
そんな気持ちの中、入国審査を通過して荷物を受け取るとき、ふと辺りを見回すと男性2人が銃を持って歩き回っていたのです!
それも片手におさまるような小型の銃ではなくいわゆるマシンガンのような大型の銃で、男性が両腕で抱える大きさは、遠くからでもわかるほどでした。
彼らがその場を立ち去った後も人生で初めてまともにマシンガンを目撃した衝撃でドキドキしていましたが、周囲の搭乗客は何食わぬ顔です。
安全な日本で生まれ育った私はカウンターパンチを食らった気分でしたが、これは序の口に過ぎませんでした。
始まった新生活でも、高い頻度で銃を目撃するようになったのです。
私が住んでいた家はパリへ繋がる大きな駅の近くにあり、その駅には長距離バスが発着するターミナルもある事から利用者がとても多くいました。
定期的にマルシェ(市場)を開催する公園も横にあったのですが、そこでも必ずといっていいほど眼光鋭くマシンガンを抱えた迷彩服の4人組が歩いていたのです。
聞いた話によると、この頃はフランス国内でテロ銃撃事件が起きてまだ半年も経っていない時期で、駅や空港だけでなく、大規模なイベントなどでも厳戒態勢がとられていたそう。
最初はあまりの物々しさに、やましいことがないのにビクビクしていた私でしたが、5回…6回と目撃数が増えると「お疲れ様です」と心の中であいさつしながら横を通れるほど平気になり、「こうやって大きな銃を見せることで、良からぬことを考えている人を牽制する意味もあるのか…」と冷静に考えるようにもなりました。
フランスは意外と襲撃やテロ事件がある国。
日本とは違う方法で国民の生活を守っているのでしょう。
そう考えたら、ただ恐ろしかった銃のある日常も安心できる光景に変わったのでした。
さて、次回はフランスで出会った日本オタク女子についてご紹介します!
今回の記事で気になる軍隊や警察ですが、フランスでは有名な【傭兵は英語で何て言う?】も記事でチェック!