<パリの家のエントランスで大事件…→深夜に佇む男女に一体何が!?>パリで暮らす私の日常[#28]
いつもは後で思い返せばクスっと笑えるようなお話ですが、今回はパリで遭遇したシリアスな事件のお話です。
深夜1時も過ぎた頃、話し声が聞こえてきてわたしは目が覚めました。
どうやら友人と飲みに出かけていたパートナーのガブリエルが帰ってきて、どこかに電話しているようでした。
半分眠ったままの頭で会話を聞いていると、彼は少し慌てたような様子でなにかを一生懸命説明しています。
ようやくその電話が終わったころには、わたしも完全に目が覚めてしまい、ガブリエルにどうしたのかと尋ねたんです。
すると彼はわたしを起こしてしまったことを謝りながら、「ぼくも何がなんだかよくわからないんだけど…」と言いながらついさっき起こった出来事を話し始めました。
それはガブリエルが飲み会から帰宅し、マンションのエントランスホールに入ったときのこと。
深夜1時とかなり遅い時間にも関わらず、エントランスホールには二人の人物がいたのです。
入り口のすぐそばに大柄な男性、少し奥の管理人室の前には女性。女性は管理人室の扉にすがるようにしてなにかボソボソと言っています。
彼はその場の異様な空気を察知しながらも、状況が分からないため、あたかもなにも気付いていないかのように奥に進んでいきました。
するとその女性がガブリエルに向かって「Help me!Police!」と叫んできたのです!
思わず振り返って女性をよく見ると、その顔は試合に負けたボクサーのようにボコボコの状態で、明らかに何かに巻き込まれてる状況です。
いったいこのエントランスで何が起きたのか…!?深夜の謎の出来事は次回に続きます!
今回の記事で気になるエントランスでの事件ですが、不審者に入られないようにする為の【オートロックは英語で通じない?】も記事でチェックしよう!