上司や先輩が、部下や後輩を精神的に追い詰めたり、暴力をふるう【パワーハラスメント】は英語で通じる?通じない和製英語?
「パワーハラスメント」は英語で【あまり通じない】
辞書などで調べると、[power]という単語には「物理的な力・能力」という意味以外に「権力・勢力」なんて意味もあるので、なんとなく英語で使いそうな気もしますが、基本的には英語では使わない表現です。
そもそも、「パワーハラスメント」(通称パワハラ)は英語の「セクシャルハラスメント:Sexual Harassment」を元に日本で作られた和製英語です。
「パワハラ」は英語で[bullying]と言うのが簡単でしょう。
[bullying]を直訳すると「いじめ」という意味になりますが、[workplace bullying](直訳で「職場でのいじめ」)なんて言うと「パワハラ」の意味を正確に伝えられますね。
他にもパワーハラスメントの英語としては[abuse of authority](直訳で「権力の乱用」)なんて言い方もあるので覚えておきましょう。
日本では最近「〇〇ハラスメント」という言葉がたくさん聞かれますが、基本的に「セクシャルハラスメント」以外は和製英語だと思って間違いないくらい日本人が好き好んで使う表現ですので、あまり積極的に英語で使わないようにしましょう。
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