子供も大人も大好きな洋食の定番【ドリア】は英語で通じる?通じない和製英語?
「ドリア」は英語では【通じない】
ファミレスなどでも定番のメニューで、ご飯の上にホワイトソースやチーズをかけてオーブンで焼いた「ドリア」は英語では通じない和製英語です。
ドリアは英語で[rice gratin]などと表現するのが良いでしょう。
イタリアンのファミレスチェーンであるサイゼリヤの定番メニュー「ミラノ風ドリア」が有名である事から、ドリアはイタリア料理だと思っている方も多いかもしれませんが、実は日本で作られた料理なんです。
昭和初期に横浜ホテルニューグランドの初代総料理長だったスイス人シェフがお客さんからの要望に応えて即興で作った料理が発祥とされており、今でもニューグランドにて提供されているようです。(リンクはホテルニューグランドのドリア誕生の説明ページ)
アメリカなど欧米ではグラタンとお米を混ぜる習慣はあまりありませんが、じゃがいもをふんだんに使った[potato gratin:ポテトグラタン]は定番料理としてよく知られています。
そこで、「ドリア=ポテトグラタンのお米版」というニュアンスで[rice gratin]などと言うのがわかりやすいわけですね。
例文として「今夜はドリアを作ります。」は英語で[I’m going to cook rice gratin tonight.]などと表現できますよ。
ちなみに、サイゼリヤの「ミラノ風ドリア(ターメリックライスにホワイトソースとミートソースをかけたドリア)」もイタリア料理には無いメニューで、本場のミラノ風リゾットが黄色いライス(サフランライス)を使う事を由来とし「ミラノ風」と名付けられた創作料理なんだそうです。
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