![お会計で5万円!!ドイツで手作りした日本料理とは](https://eigojin.com/wp/wp-content/uploads/2022/01/doitsujyoshi_005.png)
<お会計で5万円!!ドイツで手作りした日本料理とは>ドイツで女子大生してました[#5]
海外には日本とは異なる食文化があります。
そこで、今回は「日本の家庭料理を海外で作ってみた」をお届けします。
冬になると、鍋料理やしゃぶしゃぶが恋しくなりませんか?
家庭のしゃぶしゃぶといえば、薄切り肉を野菜と一緒に食べる手軽な料理のイメージがあるかと思いますが、ひとたび海を超えると、高級で難しい料理に生まれ変わります。
日本では豚や牛の薄切り肉といえば、どこのスーパーでも売っている肉で、ごくごく一般的な肉の販売形態の1つだと思います。しかしドイツでは薄切り肉を購入することが、とても難しいんです!
ドイツをはじめとするヨーロッパでは、薄切り肉を食べる習慣がなく、かたまり肉がポピュラー。
私がドイツ留学中、現地の友達が「しゃぶしゃぶという日本の食べ物を食べてみたい」と言うので、お肉を買いに精肉店に行きました。
やはり並んでいるのはかたまり肉なので、店員さんに「薄いお肉ありませんか?」と聞くと、「これが一番薄いよ」と笑ってカツレツ用の肉を指差しました。
しかしカツレツ用の肉では分厚すぎて、しゃぶしゃぶにはなりませんよね。
そこで私たちは、「もっと薄いのください」と注文し直すと、特注品になるよと真顔で言われました。
仕方なく特注でお願いし、お店でできる一番の薄さでカットしてもらうと、ようやく私たちに馴染みのあるしゃぶしゃぶ用のお肉になりました。
「やっと肉にたどりつけた」とホッとしたのも束の間…
支払いの時に値段を聞いてびっくり!なんと特注でお願いした10人前の豚バラの薄切り肉は、日本円で約5万円もしたのです!!
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その後無事にしゃぶしゃぶを食べることができたのですが、肉を食べるたびに「これが5万円の豚肉…」と頭の中にお金が浮かんでしまい、心から楽しんで食べる事が出来ませんでした…。
異なる食文化って恐ろしいですね。
さて、次回は逆に「日本とは違うドイツの料理を作ってみた」をお届けします。
今回の記事で気になる、「海外で日本料理を作ってみた」ですが、キルギスで日本で食べ慣れているものを作ろうと奮闘する「日本人がキルギスで大量消費する驚きの食材」も記事でチェックしよう!