<3か国語を使ってでも説明したい!外国人モデル達の好物とは?>私、外国人と働いています(9)
今回は私が外国人モデル事務所でマネージャーとして働いていた時の話です。
事務所には様々な国から来たモデルたちがおり、基本的に会話は英語でしていました。
しかし母国語が英語でない国の子も多く、英語が得意でない子も少なくはありません。
それでもなんとか英単語をつなげて会話したり、同じ国の子に通訳してもらったりしながらコミュニケーションを取っていました。
そんなある日の事です。
オーディションからの帰り道、私が運転する車には6名ほどモデルが乗っていました。
彼女達の国籍はカナダ・ブラジル・ウクライナ・ロシアと、母国語は皆バラバラ。
同乗していたモデル達は私も含めて仲が良く、その時はお寿司についてみんなで話していました。
ロシア人モデルが「あれが好きなんだよね。みんな食べたことある?あれ?英語でなんていうんだろ?」と言いだしたのです。
「日本語は?」と聞いてみたものの、「どっちも分からない!あれだよあれ!」という説明しか彼女は英語で出来ません。
ここからはロシア語のわかるウクライナ人と別のロシア人3人での会話がスタート。
「△※!●&%#♪?」
「☆&◇◎♭♂△$▼!?」
「¥★♀※□▽&%!!」
そして謎のロシア語での会話が終わり、日本語の少し分かるロシア人モデルが「ウニかな?(日本語で)」と言って、ようやく納得。
そこで私は「あっウニね!トゲトゲしたやつでしょ?」とジェスチャーで確認しつつ、他のモデル達には[Maybe, sea urchin.]と英語で通訳。
そこで、カナダ人モデルはようやく理解してくれたのですが、今度はブラジル人モデルが「sea urchinって何?」と単語がわからず通じない様子。
そこで、英語ネイティブのカナダ人の登場です。
「Sea urchin is ~~~~.」と英語で上手に分かりやすく説明してくれたので「あれsea urchinって言うんだ!」と他の皆もようやく納得!
このように、英語が分かる人が通訳して会話したり、英語圏の人が他の子に分かりやすい英語で説明してもらいながらみんなで会話するのはとても楽しかったです。
何よりそうやって私もモデルたちも徐々に英単語を覚え、段々英語が上手になっていきました。
英語が出来なくても恥ずかしがらずたくさん話すこと、分からなかったらその場で教えてもらうのが英語上達の近道だったと思います。
次回は、ブラジル人の先生が本気を出した音楽の授業をご紹介します!
今回の記事でも登場した、ウニのお寿司などを出す【寿司屋は英語で何て言う?】も記事でチェックしよう!