<アメリカで日本のイメージが偏り過ぎ→実はテレビ番組のせいでした>こんなとこだよアメリカ[#23]
アメリカ西海岸の大学に通っていた時のこと。
初めて会う人に日本人だと言うと、男性陣は「Ninja !!」といって嬉しそうな反応が返ってくる事が多かったんです(笑)
最初は、日本の忍者は人気だなと思っていたのですが、「アメリカ西海岸は日本料理屋さんも多く、どちらかと言うと日本のイメージは寿司では?」と不思議に思ったのです。
そこで、何人かの友人に日本と言えば何を思い浮かべるか、と聞いてみました。
ロボット、ハイテク、着物、寿司、てんぷら、アニメ…と色々出てきましたが、やっぱり忍者も必ず出てきます。
なんで忍者なのか聞いてみると、やれやれ顔で「だってNinja Warriorでしょ!」と言われたのです。
「Ninja Warrior」と聞いても全くピンとこなかった私が不思議な顔をしていると「日本人じゃないの?!知らないの?!」となぜか怒られる事態に。
私は知らなったのですが、TBSで放送されている「SASUKE」がアメリカでは「Ninja Warrior」として放送されているということをそこで初めて知り、日本はハイテクな国なのにまだ忍者がいるのがCoolなんだと友人にご教示いただきました(笑)
体を鍛えるのがステータスなアメリカですから、知らないと怒られる程アメリカで一大ブームなのも納得です。
調べてみると、「Ninja Warrior(日本のSASUKE)」は2006年にアメリカで放送が始まり、2009年にはアメリカ版Ninja Warriorが開始し、2022年の今でも続く長寿番組になっていました。
優勝賞金はなんと日本円で1億円以上と、かなり大掛かりで人気な番組で、全米にNinja Warrior専用のトレーニングジムがあるほど。
そして現在は世界中にNinja Warrior adventure parkという屋内テーマパークまであるんだとか!
ちょっと偏ったイメージではありますが、日本の番組が海外で人気になっていると聞くと嬉しいですね!
余談ですが、日本のイメージを友人に聞いていた時に「日本のパスポートがうらやましい!」と言われました。
日本人はパスポートがあれば海外旅行で大体どこの国にも入国できますが、これは実はとても特別なことで、東南アジア出身の友人はアメリカに旅行するだけでもビザの申請をしないといけないし、収入が低いとビザも通らないんだと当時教えてくれたのです。
「だからもしアメリカ人と結婚してもあなたは日本国籍を維持するのよ!」と熱弁されました(笑)
2021年時点で、日本人がビザなしで入国できる国は192カ国にも及び、こういうちょっとしたことも、日本にいては実感できないことかもしれませんね。
次回は、アメリカ人に寄った勢いであのセリフと使ったら大変な事になったお話をご紹介します!
今回の記事で気になる忍者ですが、忍者の使う【手裏剣は英語で何て言う?】も記事でチェックしよう!