<これがアメリカの本気!!→ブラックフライデーセールが凄まじ過ぎる>こんなとこだよアメリカ[#28]
日本でも最近見るようになったBlack Fridayセールですが、そもそもこれは何のセールなのかご存じでしょうか?
まずは、11月の第4木曜日に行われるアメリカのThanksgiving Dayという祝日についてご説明します。
Thanksgivingの始まりは諸説あり、一番有名なのは、アメリカ大陸に上陸したヨーロッパからの移民が、最初の冬を越すための食糧をネイティブ・アメリカンに分けてもらったことから始まったとされています。
アメリカではクリスマスの前の大きな祝日がこのThanksgivingなので、Thanksgivingの終わりはクリスマス商戦が本格的に始まることを意味します。
そこから、Thanksgivingの翌日、11月の第4金曜日に大きなバーゲンセールが行われ始め、現在のブラックフライデーになりました。
私がアメリカの大学に通っていた時、大学の友人から、都市部にある彼女の実家のThanksgivingに招待され、何人かの友人とお泊りをしたことがあります。
翌日はブラックフライデーを存分に楽しむべく、女子4人、朝3時半時に起きて5時にはマフィンとコーヒーを持ってモールのお店に並びに行きました。
ブラックフライデーの日は大体のお店が午前6時から開きます。
私たちが向かったモールも朝6時からだったので1時間前に行けば十分間に合うだろうと思ったのですが、考えが甘く既に長蛇の列!
モールの広い駐車場も満車で、道路にも車の列ができており、早朝にも関わらず、早く並びたいイライラした人達がビービーとクラクションを鳴らしていました。
それもそのはず、ブラックフライデーのセールは半額は当たりまえで、80%以上オフもある一大セールです。
大型家電、特にテレビの買い替えにはもってこいの日なので、皆命がけで商品を勝ち取ろうとします。
お店の開店と同時に一気に人がなだれ込むわけですが、まずは家族の男性陣が先陣を切ってダッシュ!
大型家電を手に入れてから、奥さんや家族と合流して他の小物を買いに行きます。その早いことと言ったら(笑)
ただ、笑いごとで済まないことも毎年起こっていて、順番を抜かして喧嘩になった人がペパースプレー(催涙スプレー)をまき散らして何人もが救急車で運ばれたり、商品の取り合いで相手を傷つけた人が逮捕されたり、かなりヒートアップしてしまったケースもあります。
そのため、子どもにヘルメットをかぶせて買い物に来る親も!
アメリカの本場ブラックフライデーを経験される場合は、十分気を付けてご参加ください!
次回は、アメリカの男達が思考停止で選びがちなアレについてご紹介します!
今回の記事で気になるブラックフライデーのセールですが、商品の【割り引きは英語で何て言う?】も記事でチェックしよう!