<アメリカ人教師キャラ強過ぎ問題→先生になる前の驚きの職業>アメリカは毎日サバイバル[#3]
アメリカでカレッジの授業と並行して取らなければならないのがESL(English as a Second Language)クラス。
これは第二言語として英語を学ぶクラスの事ですが、ESLの授業に来るのは留学生だけではありません。
グリーンカード(アメリカの永住権)を持っているけれど英語があまり得意ではない現地の方や、夫の駐在で渡米して主婦の傍ら英語を学びに来る奥様など国籍や年齢も様々。
ある種の異文化交流空間なんです。
そんな私のESLの担任は推定75歳オーバーのおばあちゃん先生ボニー。
曲がった腰にしわくちゃの手、白髪に眼鏡でどこからどう見てもおばあちゃんです。
「こんなおばあちゃんが先生できるの?」と不安になるほどのおばあちゃんっぷりでした。
なんとこのボニー、第二次世界大戦後は飛行機のCAをしていたというのです。(第二次世界大戦後にCAとして働ける年齢って…)
もちろんボニーも筆記体の使い手で、解読できるようになるまで必死に授業に参加しました。
提出したエッセイに赤ペンでアドバイスや修正をくれるのですが、最初は全くの解読不能。
日本人留学生の友人と協力して解読したのを覚えています。
またとても真面目な性格で意外と厳しく、テストもとても難しいんです。
100点満点のテストの平均点が40点ほどで、ボニーがブチ切れて授業が潰れたなんてことも。
キャラの濃いボニーと過ごしたESLですが、ある時授業の題材で、キリスト宣教師がアマゾンのジャングルの部族に布教活動をしに行くという内容の物語がありました。
物語の中盤で生徒の一人である推定50代の七三分け真面目系韓国おじさんが物語の内容について突然「これは間違ってる!」と言い始めたのです。
そこから、私のESL史上最大の事件に発展するのですが、気になる事件の続きは次回をお楽しみに!
今回の記事で気になる授業ですが、日本語を勉強する【国語は英語で何て言う?】も記事でチェックしよう!