<アメリカで授業中に大喧嘩!?→キレ所のクセがすごすぎる>アメリカは毎日サバイバル[#4]
(前回からの続き)授業内容に不満があり「間違ってる!」と怒り出した推定50代の七三分け真面目系韓国おじさん。
どうやらおじさんは熱心なキリスト教徒で、自分の宗教観と授業中の物語の宗教観に違いがあったようですが、おばあちゃん先生のボニーは「いや、間違っていない!」と、それをあっさり否定しました。
真っ向から対立する意見の二人は、授業そっちのけで向かい合って激論を交わし始めたのです。
おじさんは立ち上がって前へ行き、ボニーに向かって早口でまくし立てるという思いがけない展開にあっけに取られる私たち。
呆然と見ていると、ヒートアップし堪えきれなくなったおじさんがボニーの肩を小突きました。
その瞬間、同じ授業を受けていたメイクばっちりのムチムチエネルギッシュなラテン系のおばさんが大激怒!
おばさんは立ち上がると、「ボニーは老人だし敬わなきゃいけないのになんて事をするんだ!」と大声を出しておじさんに詰め寄ります。
ラテン系の人は特に女性と老人を大切にする文化観で、お年寄りに手を上げるなんて行為は絶対に許されないのです。
ましてやおじさんは男性、ボニーは女性なので尚更おばさんの怒りを買いました。
宗教観も文化観もごちゃ混ぜになった何が何だか分からないカオス的状況に目が点になる私たち日本人留学生。
その後もラテンおばさんを交えてボニーとおじさんの口論はしばらく続きましたが、最終的にはおじさんが「もういい!」と怒って教室から出て行ってしまいました
そんなおじさんを見送り、ボニーはラテンおばさんとガールパワーと言わんばかりにニヤリと笑い合い授業を再開。
なんだったんだあれ…と不思議な気持ちになりながら、宣教師のジャングルでの布教活動っぷりを学ぶのでした。
その後、韓国おじさんが授業に来る事は一度もなかった事は言うまでもありません。
次回は、アメリカのホームステイの闇をご紹介します!
今回の記事で気になるケンカですが、口論をする【口喧嘩は英語で何て言う?】も記事でチェックしよう!