<お願い…見逃して…→NY地下鉄で遭遇した差別おばさん>アメリカは毎日サバイバル[#23]
以前ニューヨークの地下鉄で遭遇した拳銃おじさんのお話をしましたが、ヤバいのおじさんだけではありません。
ある日お鍋を食べに行こうと中国系の移民が住んでいる地域へ向かうため地下鉄に乗っていた時のことです。
車内は席が埋まっていて立っている人もちらほらでしたが、そんな中、一人の黒人のおばさんが乗車してきました。
一見普通のおばさんでしたが彼女は乗車した途端、持っていた杖を振り回し、座っている乗客一人一人を品定めする様に向き合い、気に入らない人には文句を言いまくるという暴挙に出ました。
アジア人が多い車内でしたが、おばさんは恐らくアジア人嫌いの人だったようでアジア人を選んでは大きな声で意味の分からない文句を言うのです。
私はその時見逃して貰えたのですが、一人の若いアジア人男性がターゲットとなり睨み合いが開始。
他の人が目を逸らす中、勇敢なその男性はおばさんを睨み返し、彼女が文句を言う前に何かを言い返しました。
車内は静まり返り、全員の注目が2人へと集まります。
視線が注がれる中、おばさんは静まるかと思いきやその人を徹底攻撃!
人には当たらない絶妙な杖さばきで杖をぶん回しながら壮絶な口論が始まりました。
幸い、次の駅が終点だったので、一駅耐える事で全員解放されましたが、最悪の雰囲気の車内の様子は忘れられません。
とんでも話ばかりしてしまいましたが、ニューヨークの地下鉄にいるのは変な人ばかりではありません。
映画やテレビで見るようなすごいパフォーマーが本当にいて、歌うまお姉さんや車内のポールを使ってめちゃくちゃアクロバティックなパフォーマンスをするお兄さんユニットなど色々な人を見ました。
戦争で体が不自由になった傷痍軍人さんやひたすら神について語る人、何かしらでホームレスになってしまった人なども車内で乗客にお金を求めていることも。
お金を恵んであげる人も多くて驚いたのをよく覚えています。
次回は、アメリカの空港で働いていた時に遭遇したトンデモない客のお話をご紹介します!
今回の記事で気になる地下鉄ですが、乗客で一杯の【満員電車は英語で何て言う?】も記事でチェックしよう!