<アメリカで息子が救急病院に→トンデモない結果が待っていた>いきなりアメリカで子育て[#16]
ある休日、夫と息子と3人で、ショッピングモールに買い物に行った時のことです。
エスカレーターからもうすぐ降りるという時に手をつないでいた息子が、トンッと尻もちをつきエスカレーターに座ってしまいました。
そして突然激しく泣き出したのです。
慌てて抱きあげ、エスカレーターを降り息子を見るとズボンのお尻が破けています。
そうなんです、座ってしまった息子のおしりが、エスカレーターの最終地点で、引き込まれてしまったのです。
すぐに抱き上げたので、最悪な事態は免れましたが、おしりにはバーコードのような傷ができ、少し血も出ています。
慌てた夫と私はすぐに病院へ連れて行こうと思いましたが、あいにくその日は休日でいつもの小児科はお休み。
そこで休日診療のある救急病院へ行き、病院に着いて受付を済ますと、看護師さんが状況や症状を聞き「ここで待ってください」と去ってゆきます。
それからの待ち時間の長いこと長いこと…。
私達は病院の廊下で待っていたので、今病院がどういう状態なのかが良く分かります。
救急車が頻繁に病人やけが人を連れてきますし、自力でやってくる人も手にまいたタオルが血だらけだったり、ぐったりして意識朦朧でいたり、急を要する人がたくさんいるのでした。
これでは、おしりからちょっと血の出ているくらいの我が子はなかなか見てもらえないよな…とあきらめモードでしたが、息子は飽きてしまい「帰りたい!!」の連発。
やっと診察してもらったのは、受付から3時間が経った頃でした。
診て貰った結果、骨折などもなく擦りむいたおしりの塗り薬の処方箋をもらい帰宅しましたが、思いがけず普段は見ることのないアメリカの救急病院を見る事が出来ました。
支払いは後から請求とのことでしたが、医療費の高いアメリカで救急病院の請求がどのくらいの金額なのかドキドキ…。
請求金額は予想のはるか上の約40万円…!
「あれだけの診察で…!?」という気持ちはありましたが、ほとんど保険適用されたのでほっと胸をなでおろしました。
第1話でもご紹介しましたが、アメリカでは民間の保険を使うので、支払いのカバー率(保険会社支払い率)は保険会社や、保険のランクでまちまちなんです
カバー率の高い保険を使ってくれていた会社に夫婦で心から感謝したのでした。
まさかと思うことも起きるので、小さなお子さんとエスカレーターに乗るときには、十分注意してくださいね。
さて次回は、子供を連れて公園に行ったらなぜか大勢に囲まれた話をご紹介します!
今回の記事で気になる救急病院ですが、急病人を運ぶ【救急車は英語で何て言う?】も記事でチェックしよう!