<水泳の時間に日本人が笑われる?→インターナショナルスクールで感じた文化>マレーシア教育移住日記[#11]
前回、インターナショナルスクールでのイスラム教のお祈りの時間についてご紹介しましたが、イスラム教徒といえばヒジャブです。
知らない方の為に補足すると、イスラム教徒の女性はヒジャブという頭を覆うスカーフを被って髪の毛や肌を覆う服装をするのが一般的です。
そんなイスラム教徒の多いマレーシアは常夏の国。
マンションをはじめ一軒家の集まる住宅街でもプール付きの物件がほとんどで、日中35度前後ととても暑いので、夕方以降にはプールで家族連れで泳ぐ姿が日常の光景なんです。
ところで日本の海やプールに行くと、ビキニ姿の女性をよく見ますが、イスラム教徒の女性はどうするのでしょうか?
実はマレーシアでは、ムスリムの女の子は泳ぐときも上下長袖でヒジャブを被って泳ぐんです!
初めて見たときは、服のまま泳いでいると思っていたので驚きました。
素材を見るとしっかり水着素材でできていて、泳ぐ際には問題はないようです。
また、プールサイドには「水着を着て泳ぐように」という注意のポスターがあるのですが、当たり前のように上下長袖のイラストが書かれているのも文化の違いを感じます。
また、プールで普通のTシャツで泳いでいると見張りのガードマンにマレー語で注意されるので、プールでは必ず水着を着用しなければなりません。
ムスリムの子達はインターナショナルスクールではどうしているのかとふと疑問に思い、子どもに聞いてみました。
ヒジャブを被っている子はいないようですが、男女ともに半袖もしくは長袖のラッシュガードや、ズボン型つなぎになった水着を着ているそう。
そして、日本から持参したパンツのみの水着を着てスイミングの授業に出ると、クラスの子たちに笑われるそうで、ここでも改めて文化の違いを感じます。
ちなみに海では、就学前の小さい赤ちゃんは日本でもよく見るような水着を着ていますが、小学校高学年ほどの女の子たちになると大人の女性と同じくヒジャブを被って服のまま泳いでいました。
最初はなんだかちょっと不思議な光景に見えますが、マレーシアの人達にとってはこれが当たり前の光景なんですね。
次回は、マレーシアで油断してはいけない食べ物のお話をご紹介します!
今回の記事で気になるプールでの服装ですが、プールや海で使う【浮き輪は英語で何て言う?】も記事でチェックしよう!