
<断食して太るってどういう事…?→マレーシア人の習性に驚いた>マレーシア教育移住日記[#13]
日本で「断食」と言えば健康的なイメージを持つ方が多いですよね?
ここマレーシアでは、毎年断食が行われる時期があります。
それは、イスラム教徒(ムスリム)にとってとても重要な断食月「ラマダン」と呼ばれる時期です。
朝日が昇る時間から夕日が落ちる時間まで、一切の飲食をしません。
子どもでも、おおよそ7〜8歳頃から断食に参加しますが、断食が初めての子どもは、体調が悪くなることもあるため、水分はとってもよしとされています。
では日の出から日没まで断食が行った後の夜はどう過ごしているのか気になりますよね?
実は太陽が沈んだあと、ムスリムの方々はとても豪華なイフタールと呼ばれる食事(断食中の朝ごはん)をします。
はじめは、胃に負担がかからないよう水から飲み始め、デーツ(ナツメヤシの実)を食べることも多いそうです。
甘いものから辛いものまで、夜に2〜3回の食事をとって迎えた朝。
日が昇る前にスフールと呼ばれる食事(断食中の夕食)をとって、また断食の1日の始まりです。
そんな毎日を過ごして、迎えた約1ヶ月間のラマダン明け。
断食の終わりを祝う、「ハリラヤ プアサ」と呼ばれる大祭の幕開けです。
マレー系の民族衣装「バジュ・クルン」「バジュ・ラヤ」に身を包み、学校の先生や友人に会った時は、「Selamat Hari Raya(スラマ ハリラヤ)!」とお祝いの挨拶を交わします。
このお祭りは3日ほど続くのですが、日本のお正月と似ています。
このラマダンの時期のファスティング(断食)ですが、夜な夜な食事を摂るため太る人が多く、久しぶりに会ったマレーシア人の家族は子どもたちも全員丸々と大きくなっていて驚きました!

皆さんも、断食中に太ってしまうムスリムの方を見かけても断食を破ってズルしているわけではない事は覚えておいて下さいね。
次回は、マンションで叫び声が聞こえ、大事件に発展したお話をご紹介します!
今回の記事で気になる断食ですが、朝ごはんを食べない【朝食を抜くは英語で何て言う?】も記事でチェックしよう!