<イギリスの病院予約がハードル高すぎ→油断したら終わりです>仰天のイギリス生活[#1]
子育てと病院通いは切っても切れないご縁。
イギリスに来る前の日本では、少しでもヤバい兆候が現れたら即座に病院へ駆け込んでいました。
ところがイギリスではいつでも好きな時に病院には行けない理由があるんです。
私のような外国人でも健康保険が使えるのはありがたいのですが、問題なのは病院の診察予約。
受診に肝心な診察予約が人気コンサートのチケット並みに難しいんです!
イギリスでもコロナ後はオンライン対応が進んでいますが、以前は朝8時からの電話受付け1本きり…!
戦いはすでに前日から始まっていて、夜は緊張で寝苦しいほど。
いざ、決行の朝は受付開始2分前からスマホに病院の電話番号を入力し、1分前からは画面のライトが消えないよう、数秒おきにスクロールし続けます。
前のめりでスマホを必死で握り締める、この頃が緊張のピーク。
「今日取れなかったらどうしよう…いや、絶対取る!」と、機械相手に闘志を燃やす私。
8時ピッタリに発信し、音声ガイダンスに従って生年月日と電話番号を入力すると、予約可能日と時刻が伝えられます。
その時点で迷わず決定すればよいものを「もうちょっと遅い時間がいいかな…」などといらぬ欲をかくと、一瞬で枠が埋まり痛い目にあいます。
スマホのボタンを押すのが遅くて予約が取れなかったこともあるので、日時が確認されるまでは油断なりません。
そのうち、音声の途中で次の番号を押すといい感じに取れることに気づきましたが、最後に確定させる為の「*」ボタンを押し忘れたときなどは始めからやり直しなので、かなりの熟練テクが必要です。
見事予約を勝ち取ったときの高揚感と安心感の一方で、予約が取れなかったときの敗北感といったら…。
まだ始まったばかりの1日を元気に過ごせるよう、気持ちを切り替えるのが大変です…。
次回は、必死の思いで取った病院の予約がイギリス英語のせいでパーになったお話をご紹介します!
今回の記事で気になる病院ですが、病院で貰える【処方箋は英語で何て言う?】をチェック!