<海外出産でボッタくられた!→キルギスの病院の手口とは>キルギス子育て奮闘記[#38]
前回、キルギスでの人生初で最悪の出産体験をお話ししましたが、これには後日談があります。
なにはともあれ、元気に赤ちゃんが生まれたのですからこれまでのことは帳消しにしないといけないなぁと思っていた矢先。
退院間近というときになって、うろたえた様子で現れた主人。
話を聞くと、海外ではよくある話なのですが、最後の最後に医療費の高額請求をされてしまったのでした。
その程度の事は普段の生活で予想していたので、最初から何度も何度も診療費や入院費を確認して納得して病院を決めてはいたんですよ。
そのころ、キルギス人の出産費用は平均5000円ほどと聞いていましたが、現地人と結婚したとはいえ外国人の私は最初からその何倍もの費用を支払う事になっていたのです…。
それなのに「最初に伝えたのは病院の費用で、医師に払う分は別です」と言い始め、さらに倍の請求書が渡されたのはぼったくりと言わずなんと言おう。
とはいえ、ここはキルギス共和国。日本の出産費用から比べればリーズナブルな請求額です。もちろん、支払わなければ退院させてもらえませんし、扱いは雑になります(笑)
私のへそくりを急いで持ってきてもらって支払いましたが、こうしてしまうことでまた「日本人からはぼったくれる」という成功体験をキルギス側に与えてしまうんだな…と将来の日本人妊婦に申し訳なくなりました。(いらっしゃるかはわかりませんが…)
と、こんなことを同じくキルギスで出産した友達と話していたら、彼女も同じような経験をしたというのです。
退院直前になって同じように高額請求され、キルギス人の義母が病院で医師たちと大げんかをはじめたとか…。
こんな大騒動を目にすると、日本人はつい「さっさと払って家に帰りたい…」と思ってしまいがちですが、それではこの国でたくましく生きていけないのかな~…と思わされた事件でした。
次回は、更に驚きの事件があった次女の出産についてご紹介します!
今回の記事で気になるボッタクリ病院ですが、海外で気を付けたい【ぼったくりは英語で何て言う?】も記事でチェック!