<キルギス人の計算が想像の斜め上→幼稚園から計算の練習してるのに…>キルギス子育て奮闘記[#67]
みなさまこんにちは。
長女はハーフで日本語とロシア語を話すのですが、キルギスの幼稚園に入ると圧倒的にロシア語の方が優位になってきました。
年長さんになると、なんとロシア語で「3+2は5なんだよ~!」とまで言うようになったのです。
「なるほど、ロシア語ができるようになると自動的に算数までできるようになるのか!」と思いたくもなりますが、どうも幼稚園で算数のレッスンを受けているようでした。
いたって普通の公立幼稚園ですが、年長さんになるとアルファベットや算数も少し学ぶのだとか。
それは別によいことだと思うのですが、私が引っかかったのは「幼稚園から算数!?キルギスの人めっちゃ計算苦手なのに??」という点です。
幼稚園から計算やっている割には、商店では10+10でさえ計算機を使い、さらにその計算が間違っていたりするのです。
以前、小さなお菓子を8個買ったのですが、会計が23ソム(キルギス通貨)だったんです。
どうしても8で割り切れないお会計の金額に、「一ついくらの計算なんだろう…」と、すごく悩みましたが、価格の安さの方が衝撃で店員さんに突っ込むことができませんでした。
この答えを計算機を使って導き出すのはすごく難易度が高いと思うのですが…。
そんなキルギスの教育ですが、今長女が小学校4年生になり、算数が苦手なわけがようやく分かってきたのです。
長女の宿題を見てみると、すでに分数、割り算、割合はもちろん、方程式までやっているのです!
日本の中学受験ガチ勢ならいざ知らず、キルギスの普通の小学4年生が「8(36-X÷4)=240」とかをやらされているのです。
私はもう40代ですが、ちょっと考えてしまいましたよ…。(答えはX=24…ですよね?)
「これ本当にみんなできるの?」と長女に聞いたら「できない!」と即答しており、きっと授業中は呪文を聞いているみたいになっているのかもしれません…。
小学校でさえこれですが、大学になるともっと酷くなり、先生は数学の宿題を出すものの答えを出すのが面倒なのか、分からないのか、答え合わせをしないまま次の宿題が配られるのだとか…。
それじゃお釣りの計算もうまくいかないわけ…あるのかな?
次回は、キルギスと日本ではあまりにも感覚が違い過ぎる歯についてのお話をご紹介します!
今回の記事で気になる算数ですが、算数の練習をする【算数ドリルは英語で何て言う?】も記事でチェックしよう!