米軍初の女性パイロットを経て、自然保護活動家となったシリア・ハンターの言葉をご紹介!
“Life is what happens to you while you are making other plans.” -Celia Hunter
何かを計画している時に起きてしまう別の出来事を、人生と呼ぶ
シリア・ハンター(1991-2001)
【本日の格言解説】
今回は女性自然保護活動家・シリア・ハンターの言葉をご紹介!
米軍初女性パイロットを経て、女性初の全米自然保護協会会長に就任し、生涯をアラスカ環境保護活動に捧げた、故シリア・ハンター。
女性としての価値観に捉われず、自分の道を進み続けた彼女の人生は、まさに予想外のものだったのかもしれません。
女性パイロットとして許可されなかった飛行を成し遂げたり、ヨーロッパからアラスカまでヒッチハイクで戻ったりとエピソードに事欠かない彼女の人生ですが、そもそも彼女はアラスカで自然保護活動家になると思っていなかったと言います。
しかし出来事の中で得た知識・経験・人を大切にし、ひたすら前を向いて歩いてきたからこそ、自分の道を見つけられたのかもしれないですね。
彼女の友人で写真家だった故・星野道夫氏は、人の出会いの奇跡をたたえ、この名言を「イニュニック」内で紹介しています。
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アラスカのデナリ国立公園には、アラスカ環境保護の母と呼ばれたシリア・ハンターとジニー・ウッドという女性二人がキャビンを建て、人が宿泊できるようにしたロッジがありました。
その場所は今では「キャンプ・デナリ」という名前の宿泊施設として人々を受け入れ、アラスカの大自然を我々に堪能させてくれています。
油田開発・高速道路敷設・核実験場建設など、数々の開発計画にさらされ、その繊細な自然と生態系を何度も脅かされてきた大自然の宝庫アラスカを守るために闘いの先頭に立ち続けたシリア・ハンター。
人生が人智を超えた力に影響されていたとしても、精一杯生ききろうとする人間は、力強く、とても美しいものですね。