今回は、古代ギリシアの哲学者、アリストテレスの格言をご紹介
“We make war that we may live in peace.” -Aristoteles
平和に暮らすため、我々は争う。
アリストテレス(BC384-BC322)
【本日の格言解説】
紀元前384年、古代ギリシア時代に医者の息子として生まれ、若かりしアレキサンドロス大王(アレキサンダー大王)の家庭教師などを経て「万学の祖」と呼ばれたアリストテレス。
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ソクラテスやプラトンと並び、西洋最大の哲学者と評される彼は、プラトンが開設したアカメデイアという古代ギリシア最大の学校で、約20年も学問を学び続けました。
プラトンの死後、アカデメイアを離れたアリストテレスは、マケドニア王子アレキサンドロスの家庭教師となります。
この王子こそが、後にギリシャからインドまでを支配下に置く事になるアレキサンドロス大王でした。
アレキサンドロスが王に即位した直後、アリストテレスは自ら学園を創立し、そこでも教鞭をとります。
彼はよく、生徒たちと散歩しながら、学習を進めたそうです。
狭い教室に閉じ込められて、授業中はじっとしていることを強制される(一般的な)日本の教育を考えると、二千年以上も前のことなのに、今より進んでいると感じてしまうから不思議です。
しかし、平和のために戦争をする矛盾を訴えた彼の思いが、届くことはなかったようです。
彼の生徒だったアレキサンドロス大王にも、そして、我々現代人にも。