<なんでそんなに偉そうなの!?→フランスの電車で超迷惑客に遭遇>パリで暮らす私の日常[#20]
フランス人は日本人と比べて、不真面目…というか、ずる賢いと思うことがたくさんあるのですが、以前TGVでそれを実感する出来事がありました。
(TGVとは日本でいう新幹線のようなもので、フランス中を走っています)
その日、わたしはTGVでパリからモンペリエという南仏の街へ行く予定でした。
しかしTGVに乗り込むと、わたしの席には中学生くらいの男の子がすでに座っていたのです。
男の子が席を間違えているのだろうと思い、「すみません、そこわたしの席なんですが。」と、声をかけました。
すると男の子は、「あ~、そこ空いてるからそこ座れば?」と、向かいの席を指差しながらダルそうに答えたのです。
そしてわたしの返事を聞きもせずに、すぐにスマホをいじりだしました。
予想していなかった返事に、一瞬固まってしまったわたしでしたが、それからその失礼な態度にイラッとする気持ちが込み上げてきました。
しかしここで揉めて「めんどくさいアジア人」だと思われたくなかったし、相手は(たぶん)中学生です。
「席はあるんだからまぁいいじゃない」と、自分で自分をなだめました。
確かに向かい合わせになっている目の前の席は空いています。
たぶん元々男の子の席はそこなのですが、わたしの席である進行方向向きの席に座りたいのだろうと思い、わたしはおとなしく向かいの席に座りました。
男の子はスマホに目を落としたままで、”ありがとう”の一言もありません。しかもわたしの座席側まで足を伸ばしてきます。
こんな人と数時間向かい合わせで過ごすのはツラいよ〜と思い、少し気分が暗くなっていたときです。突然、40代と思われる上品な女性に「ごめんなさい、そこわたしの席だと思うんですが。」と声をかけられたのです。
え、どういう事…?となったお話は後編に続きます!
今回の記事で気になるTGVの座席ですが、予約をする【指定席は英語で何て言う?】も記事でチェックしよう!