
<私、客じゃないの?→タイのタクシーが想像の斜め上を行く>タイの日常お届けします[#9]
第4話でタイのバスはとても自由というお話をしましたが、タイのタクシーも同じぐらいとっても自由です。
日本ではまずありえないような対応が多く、驚くことがしばしば…。
まずタクシーに乗るときは、そもそも行ってくれるかどうか分からない(!?)のでドアを開けて、行き先を告げます。
ここでドライバーがOKしてくれたら乗車し、ダメだと言われたら別のタクシーを探すしかありません。
おもしろいのがダメな理由で、よくあるのが「渋滞しているから・遠いから・帰る方向と反対だから」といったもの。
毎回言われるたびに「えーっ!?何で…」と脱力してしまいます。
そもそも、日本でタクシーの乗車拒否を日常的に経験している人はかなり稀ではないでしょうか?
日本でこちらがタクシーを停めて、停まってくれた時点で必ずお客を乗せてくれるのとは大きな差です。
さらに、タイのタクシーは乗せてくれたとしても安心できません。
行き先も行き方もよく分かっていないのに「OK!OK!」と言って走り出すことがよくあります。
あるタクシーに乗ったとき、こちらが「〇〇までお願いします」と言って「OK!」と言われたので安心して乗車しました。
でも途中で「あれ、なんか違う方向じゃない…?」と思ってGoogle Mapsを見たら逆方向に進んでいます…。
「〇〇に向かってますよね?」と聞くと、「〇〇ってこっちであってる?」とこのタイミングで聞き返すドライバーさん…。

「知らなかったんかーい!」とつっこみたくなります。そこからはもう、Google Mapsを見ながらこちらが「そこを右」「ここを真っすぐ」とナビ役に。
こんな風に客が道案内をするのはしょっちゅうで、タイ語が堪能ならいいですが、旅行者や住み始めたばかりの人にとってはちょっとハードルが高いですよね。
現在はタクシー配車アプリも普及しているので、それらを使えばナビで行ってくれるため乗車拒否や道を知らないなんてことはほとんどありません。
ただ、時間帯によっては料金が高かったりなかなか捕まらなかったりするので、私は一般のタクシーとうまく使い分けています。
バスと言いタクシーと言い、乗り物系は本当によくお国柄が出ておもしろいものですね。
次回は、タイの露出度の高い女性に見慣れ過ぎた日本人に起きる怪現象をお届けします。
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