<法律で禁止されたキルギスの結婚方法がヤバすぎる>ロシア人バレエダンサーとの海外結婚生活4コマ漫画[#23]
キルギスには不名誉な風習がありました。
キルギスといえば誘拐婚、誘拐婚といえばキルギスと言われるほど。
現在では法律で誘拐婚をすることは禁止されていますが(当たり前といえば当たり前なんですが…)、田舎では少し前まではあったようです。
誘拐する女性は道端ですれ違っただけという場合もあり、誰とも分からない男性にいきなり車で連行され、自宅に監禁されてしまいます。
その家では男性の母親や親せきの女性たちが集まり、女性に息子と結婚するように説得します。
家族ぐるみでの誘拐というのがとても恐ろしいところです。
母親や叔母たちは白いスカーフを誘拐した女性の頭にかぶせようとします。
これをつけると女性の負け、つまり結婚を承諾した証です。
男性の家に何日も滞在して帰ってこなかった娘はもうお嫁にいけないとも説得されるので、ついに観念してしまうのだとか。
遠い昔はそれでも幸せになった女性がたくさんいたようですが、現代では女性の権利も確立されていますので、そんな方法で結婚させられるのは辛いですよね。
うちにも娘が2人いますので、現代の話ではなくて良かったとこの話を聞くたびに思います。
現在でも誘拐婚は一種のプロポーズの方法として残っているようで、結婚を決めた男性が「今日、君を誘拐するからね」と宣言してから誘拐ごっこのような形で連れて行くそうです。
これはちょっとロマンチックですね。
知り合いにも何人かこの「ネオ誘拐婚」で結婚したカップルがいます。
今後は、家族に結婚を反対されている場合などでも、「誘拐婚ということにしてしまえば、だれにも文句は言われない」なんて冗談が言えるようになってくるのかもしれませんね。
さて次回は、ロシア人と仲良くなると誰もが混乱する、ロシアの紛らわしい愛称についてご紹介します。
今回の記事で気になる結婚ですが、女性が結婚して、旦那さんの家に入る事を意味する【お嫁に行く】は英語で何て言う?も記事でチェック!