<アメリカの学生に聞いてみた→合法と非合法の境目は?>こんなとこだよアメリカ[#18]
皆さんは「大麻」と聞いて、何を思い浮かべますか?
今でこそ、大麻が合法な国や地域は増えましたが、私がアメリカの大学に留学していた2007年頃はアメリカでも大麻は違法ドラッグでした。
それでも(?)アメリカの大学生にとってはタバコ・アルコール・水タバコの次に身近なもので、違法ではあるものの、日本と比べると簡単に手に入るようでした。
大麻を使用すると、ツンとしたような焦げたような独特の匂いがするのですが、私の通っていた大学周辺でも、週末になるとこの匂いが漂っていることがあり、匂いが苦手だった私は頭痛がしたものです…。
そんな私のアメリカ人の知り合いの中にも、何人か大麻を吸っている人達がいました。
当時アメリカでは大麻の合法化議論が活発に行われていたので「大麻の合法化についてどう思う?」と聞いたことがあります。
彼らから聞いた意見としては
・アルコールは暴力に発展することが多く、タバコも人前で吸えば受動喫煙で他人の健康を害するという点で大きな問題がある。
・例えば大麻を合法化して国がコントロールすれば悪質な商品も流通しないし、税を取れば財源を確保できるし、年齢制限を設ければ未成年も守れるというのはタバコと同じなのではないか?
・健康被害や他者への危険性を考えるのであれば、アルコールとタバコも禁止されないとフェアじゃないよね。
といったものでしたが、普通の大学生にも広く使われてしまっていた中で合法化が議論・現在進行しているアメリカと、日本では全く状況が違うという前提は忘れないようにしましょう。
ちなみに、これらの意見を語った友人たちは2か国語以上話し、大学では専攻の他に複数の副専攻を持つような優秀な学生でした。
いつもパーティーで一緒にはっちゃけている仲でも、大麻もアルコールもタバコも一度も強要されたことはなく「嗜好品は自分の意志で始めて、自分でコントロールするもの。」という考えを持っていたからこそ友人関係でい続けられたのかもしれません。
因みにアメリカでは2021年現在、18の州で医療用・娯楽用として大麻が合法化されましたが、一時的に滞在している日本人には日本の法律が適用され、処罰される可能性があり、外務省のホームページにも「大麻が合法化されている国でも、大麻には決して手を出さないようにしてください。」という注意喚起が記載されています。
仮にアメリカで大麻が合法な州にいても絶対に手は出してはいけません!
カンナビス(cannabis)、マリワナ(marijuana)、ウィード(Weed)、バド(Bud)などは大麻を指すので、聞こえたら回れ右です!
次回は、アメリカの大学で出会ったお金持ちの子の買い物がスゴすぎる件をご紹介します!
今回の記事で気になる、マリファナですが【大麻は英語で何て言う?】も記事でチェックしよう!